MUSEも私も歳を重ねた
2010年フジロック、思い入れが強いライブです。 |
飽きもくる
しかし、自分が大学に上がったタイミングでThe 2nd Lawが出て、バンドの志向と自分の好みが違ってしまった感じがしたのと、あとはMUSE以外のアーティストにも結構興味が出てきた事もあって、以前ほどの強い思い入れは無くなって来ました。特にThe ResistanceからT2Lの発売にかけてはバンド自体にだいぶ方向性の転換があって、アメリカで売れる路線を露骨に意識したり、マットがケイト・ハドソンと婚約し子供が出来たことで、「愛」という内容にフォーカスしていた事もあります。自分が結婚して子供がいればこのテーマでも好きになったかもしれないですけど、僕的に彼らに求める物は「過剰の美学」なんですよね。あとはマットがライブでギターを持たないことが多くなっていた事。これは結構自分としてはイヤでした。そんなこんなで、彼らのライブも全然チェックしなくなり、実はDronesがリリースされる時期になるまでは結構MUSEとはご無沙汰でした。2013年のさいたまスーパーアリーナの2 daysは行きましたがその後自身の留学のためにサマソニ、Zeppは行くことが出来なかったのも彼らから少し離れるキッカケとなったのかもしれません。
そしてDrones
そして3月に突如発表されたPsycho、長年ライブで演奏されていたリフが曲になるというファンとしては嬉しい瞬間でした。アルバム全体を通してギターサウンドにこだわった「原点回帰」を果たした作品であると言えます。ただ、歌詞や曲のテーマは一貫した物になっているコンセプトアルバムであり、この点は同じギターサウンドがメインのShowbiz、Origin of Symmetry、Absolutionの作品までとは大きく異なっています。自分としてはThe Resistanceからの「陰謀、戦争、人民統制」に連想される政治的な内容を歌う路線があまり好きじゃないので、このアルバムに関しても手放しで「原点回帰!」と喜ぶことが出来ません。が、ギターサウンドに拘るという彼らの姿勢はアルバムだけでなく、セットリストを観る限りライブにも出ているようなので非常に嬉しいです。その点このアルバムを通して彼らは原点に回帰出来たのだと思います。
ここでThe ResistanceとThe 2nd Lawを考える
じゃあThe ResistanceとT2Lは駄作だと思っているかというとそういうわけでもありません。T2LはSupremacyとAnimalsは最高だと思ってますし、Panic Stationも彼らになかったファンクサウンドですが凄い気に入ってます。今でもライブで観たいと思っています。The Resistanceもしばらくは最悪の作品だと思っていましたが、ライブで観ると結構化ける曲があったり、実はちゃんとギターでロックしてる曲も多いです。ただT2LではMUSEの根底にあるギターサウンドを控えめにした為、一気に安いバンド、どこにでもいそうなバンドになった感じがするんですね。特にMadnessがどうしてもしっくり来なくて、こういう曲はMUSEが演奏する必要もないんじゃないかなって思ってたりします笑
とにかくライブがみたい
彼らの良さはライブ、ギターサウンドに回帰し昔の曲もちらほらセットリストに帰ってきた時だからこそライブで彼らが観たい。僕は2010年のフジロックで観た彼らのライブがどうしても忘れられなくて、以来苗場で彼らのパフォーマンスを再び観られる日を心待ちにしていました。フジロックの後に単独もあるかもしれませんが、あの大自然の中でMUSEがステージに立つ、その瞬間がいまから待ちきれなくてこんなとりとめのない記事を書いてしまいました笑 でも本当に楽しみです。あと1ヶ月、楽しみに待っています!
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