時代背景と歌詞の意味
この曲がリリースされたのが2005年、言えばちょうどアメリカはイラク戦争が泥沼化し始めた頃です。曲中で、「お前」と呼びかけられている人が信じ、服従するのがアメリカ政府(或いはブッシュ大統領)、聖戦というのはイラク戦争で、アメリカ政府に噛みつく事ができるのか、それとも言いなりのままでいるのかというのが大きなテーマなんですね。NINが2005年のMTVアワードに出演が予定されていた際にはバンド側が演奏の際、演出にブッシュ大統領の顔写真を使用しようとして、結果MTV側からNGが出たのでそのままNIN側は出演を拒否をするという事態にまでなったわけです。
サマーソニック2009
ここからは私のこの曲に対するイメージとか思い出の話なんですが、彼らのライブパフォーマンス映像を初めて見たときがこの曲で活動休止前最後の来日で出演したサマソニのヘッドライナー。超豪雨のなかムキムキのトレント・レズナーが歌うさまは圧巻でこれまでに見たことのない力強いパフォーマンスで、いつか生で見たいなと思った物でした。過去作に比べるとジャカジャカ鳴らしていないにも関わらず、このバンドの全ての作品の中でもキラーチューンとして輝きを放っているこの曲を聴くと、トレント・レズナーの作曲における幅の広さを強く感じます。
You're keeping in step in the line
お前は周りに足並みを揃える
Got your chin held high and you feel just fine
顎を高く上げ、上機嫌で
Because you do what you're told
なぜならお前は言われた通りの事をするだけだから
But inside your heart it is black and it's hollow and it's cold
けれどお前の心の中は黒く、からっぽで、そして冷え切っている
Just how deep do you believe?
どれだけ強く信じているんだ?
Will you bite the hand that feeds?
お前を養う手を噛むつもりがあるのか?
Will you chew until it bleeds?
血が出るまで噛み続けるか?
Can you get up off your knees?
立ち上がる事はできるか?
Are you brave enough to see
目撃する勇気があるのか?
Do you want to change it?
変えたいと思ってるのか?
What if this whole crusade's
もしもこの聖戦すべてが
A charade
見え透いた嘘で
And behind it all there's a price to be paid
俺たちの食卓の裏で本来報われるべき
For the blood on which we dine
血が流れているとしたら?
Justified in the name of the holy and the divine
聖戦が聖人と神の名のもとに正当化される
Just how deep do you believe?
どれだけ強く信じているんだ?
Will you bite the hand that feeds?
お前を養う手を噛むつもりがあるのか?
Will you chew until it bleeds?
血が出るまで噛み続けるか?
Can you get up off your knees?
立ち上がる事はできるか?
Are you brave enough to see
目撃する勇気があるのか?
Do you want to change it?
変えたいと思ってるのか?
So naive
世間知らずだ
To keep holding on to what I want to believe
自分が信じたいものを貫くのは
And I can see
俺にはわかる
But I keep holding on and on and on and on
けれど、俺はそれを貫いて、貫き通す
Will you bite the hand that feeds you
お前を養う手に噛みつくのか?
Will you stay down on your knees?
それともひざまずいたままか?
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