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Fuji Rock Festival 2012 2日目 ライブレポート

感動・感動・感動
そんなライブの数々だったフジロック
この感動を人に話さずにおくのはもったいない。
というわけでフジの様子をライブレポート含めお伝えします。
今回はセットリストが不明なアーティストが多いのでそこは割愛させて頂くのと全編にわたって写真が下手くそなのはご容赦ください、ってか腕も悪いけどカメラも悪いですわ!
ハードモード・フジロック
起床6:00
前の夜に乗っていた電車(JR)が人身事故に遭遇し、乗り継ぎの私鉄の終電を逃すという大ハプニングに見舞われました。やっとの思いで夜中の1時に自宅に到着。たったの5時間程しか寝れなかったのに6:00に割と気持ち良く起きれた時は自分の身体に感謝しました。
今回はいつもの友人が無念の不参加という事で一人で新潟に行きそこから別の友人と合流することに
一人で過ごすフジロックへの道のりは実に退屈というか、寂しい。
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「たにがわ」に乗ったのがこの時間、予定よりだいぶズレている
経費節約の為に大宮から新幹線に乗ったのだけれどちょっとミスだったかな。
というのも越後湯沢でシャトルバスに乗るまで想定外に時間がかかってしまったせいでCloud Nothingsの前半を見逃すという大失態を犯してしまったんです。
来年は前みたいに始発で出ようと思いました。
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越後湯沢へ戻ってきました、2年ぶり
到着が11:20過ぎくらいだったかな、シャトルバスに並ぼうと思って様子を伺ったら・・・
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この時にCloud Nothingsは見れないだろうなと覚悟しました。
このバス待ちの列、さすがはチケットが完売してるだけはあるなと。
更に今年は気温が高すぎる、これ本当にフジロックか?
バスを待つ我々に日光は容赦なく照りつけるのでした。
皆日差しにやられて疲労困憊のようで行のシャトルバスが帰りのシャトルバスみたいに。
結局バスに乗ったのは12:45で到着がちょうど13:30。
幸いにもバスを降りた後はリストバンド交換で並ぶこともなくすんなりと入場できました。
2010年はリストバンド交換所でも並んだんですよ。
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Cloud Nothingsを見る為にホワイトに移動しているんだけれど凄い人
今年はこの人の多さとも戦わなくてはいけませんでした。
Cloud Nothings
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ノーマークから一気にマイブームへ、僕の中でスターダムを駆け上がった彼ら。
到着したころにはWasted Daysのちょうど盛り上がりが始まる部分でした
全部見ることが出来なくて本当に残念な気持ちでいっぱいだけど少しでも見れたことに感謝しないと。
次のアーティスト待ちの人達も居ただろうけど人が多かったのは注目されている証かも。
Wasted Daysのドラムは心を射抜くような力強さ、No Future / No Pastでホワイトに響いたシャウト
どれもホステスで感じた物と変わらず素晴らしかったです
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このような可能性を感じるバンドの成長をこれから見届けられると思うと本当にワクワクします。
The Heartbreaks
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ボーカルのムーブがアメリカのポップパンクバンドっぽくて、曲もキャッチーすぎる。そういうのも好きだけどここまで来るとパンチがなくて物足りない。
Che Sudaka
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注目されていようがされていなかろうが良い音楽は良いんです。
彼らは無名ながら自分たちのフェスでの役割をしっかり理解してお客さんを楽しませることに成功していました。
ちなみに彼らはアルゼンチン、コロンビア人で形成されているバルセロナ出身のバンドだそうです。中南米にはこう、なんというか漠然とではあるけどもお祭りというイメージがあって、彼らはまさにお祭りでした。
大規模フェスにおいては彼らのようなバンドの支えも必要ってことです、フェスはその名の通りお祭りですからね。オレンジコートが一つになった素晴らしい瞬間でした。
Caribou
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ノエルを前で見たかったので最初の三曲しか観ることが出来なかったのですが強烈に印象に残っております
夕刻に映える音楽とライトアップで極めて幻想的な空間をホワイトに演出していました
気になって後から調べたらKailiって曲が凄く良いので皆様も是非。
実はこの後はSpiritualizedを観ましょう的な事を考えていたんですが、やっぱノエルを前で観たいので今回は見送っちゃいました。
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かわりにホワイトの近くにある川で休憩、足を水につけるとチョー気持ちイイですよ、おまけに足の疲れも和らぐので本当にオススメです。この記事で唯一為になるのはこれくらいかな笑
The Specials
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ノエルを観る為になるべく前へ行こうと思ったのですがもう人がビッシリで移動にも一苦労、ほんっと今年は凄い人ですね。
ようやく音響のテント周辺までたどり着いてそこでSpecialsのパフォーマンスを観ることに
グリーンの手前で酔った外国人の集団が「次何みようか?」みたいな話してて一人が「Specials観ようぜ」って言った途端の連中の湧き上がり方ね、お前らどんだけSpecials好きなんだよって。
観る前はノエルまでの繋ぎ程度に思ってたんだけどお祭りバンドっぽくてかなり良かったです。
初見でもノリノリで楽しめるバンドが本当に大好きなんですね、皆さんもきっと好きでしょう。
曲の構成が極めて分かりやすいというか次にどんなフレーズが来るとか予想できて初見でシングアロングできる素晴らしさ。
グリーンステージの真ん中やや後ろ(音響テント周辺)でKYな少数モッシュピットを形成するくらい盛り上がってしまいました。
さて、Specials終了後の20:52頃にホワイトが入場規制になったとアナウンスがありました。
サカナクションとJusticeの人気は凄いんですね、出来る事なら私も見たかった二組です。
Noel Gallagher's High Flying Birds
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トリ前のこの画面、大好きです。
ノエルはプロである、ここまで感動できるライブもいまどき珍しいと言いますか終始圧倒されてしまいました。
Beady Eyeがやってることを引き合いに出すのはナンセンスかもしれませんが彼らの音楽に味がないのはやはりノエルの不在が決定的な要因なんじゃないか、って思うくらいノエルの作り出す音楽にただ圧倒されてしまうパフォーマンスでした。
というわけで彼のパフォーマンスの時には写真撮影が可能でしたので写真を多く交えて書いていきたいと思います。
以下、ノエルだけセットリスト笑

(イタリックはOasisの曲)
(It's Good) To Be Free
Mucky Fingers

Everybody's on the Run
Dream On
If I Had a Gun...
The Good Rebel
The Death of You and Me
Freaky Teeth
Supersonic
(I Wanna Live in a Dream in My) Record Machine
AKA... What a Life!
Talk Tonight
Soldier Boys and Jesus Freaks
AKA... Broken Arrow
Half The World Away
(Stranded On) The Wrong Beach
アンコール
Let the Lord Shine a Light on Me
Whatever
Little By Little
Don't Look Back In Anger


Little By LittleとSupersonicを演ったのは嬉しい、特に後者はノエルのアコースティックだったので一味違った雰囲気を見せてくれました。
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オアシスの曲であるIt's Good To Be Freeから始まったのはちょっと驚いた、普通にやるのね。
スクリーンにはHigh Flying Birdsの文字、
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視覚を使った演出も多彩(Everybody's on the Run)
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If I Had a Gun
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一曲一曲に色々な物が籠ってました、彼は本当にすごいソングライターです。
職人気質のイメージから一転
今回発見した(というか知らなかったんだけど)事はMCで結構喋るという事、職人気質で演奏だけパッとやって帰るイメージがあったのですが全然そんなことないみたいですね。
曲が終わる度にファンから声援が飛ぶのですが最前列でずっと叫んでいた女の子に対してノエルが「さっきからそんなに叫んでるのは結婚でもしたいからか?」なんて言う冗談を飛ばしていたら女の子も「結婚したい!」って叫んでてノエルが「俺はもう結婚してるんだ、それに日本で一夫多妻は違法(fucking illegal)だ。それでもいいならしてやるよ」とノリノリでリップサービス。喜びのあまり泣き出す女の子に「Don't cry, next song is Freaky Teeth」となだめて曲に移った下りは中々面白かったです。
他にもメンバーの一人を指して「彼はアメリカ出身だけど、OKな奴だ」とか
飛び回る虫が煩わしかったようで「アンビリーバブル、お前たちはこんな虫がいるところで良く暮らせるな」とか喋ってました。
MCも盛りだくさん、アンコールではWhateverも飛び出し、お馴染みのドンルクも大合唱と共に演奏され締めとなりました。ずっと夢だった苗場でのドンルク合唱が叶ってホント幸せいっぱいであります。
電気グルーブ
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ノエル終わった途端に疲労がドッっと押し寄せて来たのですが、1日しか苗場に居れないのに寝てしまうのはもったいない、という事でもう少し粘ってみようとレッドマーキーに移動。
もちろんここでも大渋滞、なんせこれだけ多くの人がレッドマーキーに溜まったら大変なことになる。
んでもってレッドマーキーの後方で休むためだけに椅子を設置し、くつろいでる連中が大勢いて邪魔でした。
これだけの混雑に加え観たくても入れない人が大勢いるのにも関わらずこの有様、対策よろしくって感じです。
肝心の電気グルーヴは噂通りいい意味でおバカやってる感じでした。
邦楽に疎い私ですがやっぱり歌詞が日本語で完璧に分かるって素晴らしいですね。
「富士山」とかありえない盛り上がりを見せていて、熱狂する日本人の一方でノリ切れずにレッドマーキーを後にする外国人を多く目にしました、気持ちはわからんでもないかな笑
お祭りは終わらない 
その後はキャンプサイトに引っ込んで寝ようと思ったのだけどレッドマーキーの音がちょっとうるさい笑
それでも朝の5時までゆっくりと眠る事が出来て朝は快調でした、本当にすがすがしい朝だったので写真を撮ろうと思ったらカメラの充電がなくなってた、畜生。
3日目から来る友達に会って少し話をしたりしてシャトルバスに乗って会場を後にしました。
現実の生活に戻る寂しさを覚える一方で「音楽に貰った活力を糧に今後も頑張ろう」なーんて気持ちになったりもしました。
マナーが悪いのは誰のせい? 
ともあれ今回も無事に終わり一安心です、終日天気に恵まれたのが非常にラッキーでした。私も今回のフジロックでフェスも3回目となり、初心者から脱しつつある一方で、まだまだ発見のあるフェスとなりました。
今回見たアーティストは全体的に知名度は低いですが非常に実力があるなという風に思いました。特にCaribouは衝撃的な出会いと言いましょうか、今後も追いかけて行きたいと思います。一方で参加者が多かった為か残念ながらマナーの低下が感じられるシーンもありました。ある程度は仕方ないのかなと思いつつも、一フジロックファンとして意見させてください。
フジロックは「自分の事は自分で」というコンセプトを掲げていますが、そのコンセプトすら知らないフェス初参加の方も多かったのではないでしょうか。つまりこういった方たちの為にフェスがどういう物かをしっかり伝える義務が主催者側にあるわけですが、今回そういった努力は見受けられませんでしたし、むしろスタッフの怠慢すら感じるシーンが多々ありました。もちろんこれだけ多くの人間がいる空間を管理するのが難しいのは理解できますが私たちは決して安くない(しかも値上げされた)券を買ってきているのです。
今年に始まった事では無いのかもしれませんが、今回を機に主催者側には環境の向上に尽力してもらいたいです。
というわけで次も間髪入れずに(っていうか明日)サマソニがやってきます。
次回もレポート書きますのでこうご期待!
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